タミヤグランプリ北海道大会
年に一度の大人の運動会「タミヤグランプリ北海道大会」が終了しました。
チーム「サーキットDo」で参加したみなさんありがとうございました!
今年もいろいろありましたね~。
さきほど「運動会」と言いましたが、昨今の運動会のようにみんな1位!という楽しみ方もよし。
いやいやレースなんだから、競争なんだからと順位にこだわるのもよし。
様々な楽しみ方ができるのがタミグラの良い所ですが、なにか特定の目標に向かって
時間とお金を使い、知恵を絞り策を練り、知識を蓄え練習を重ね、
当日はその思いをぶつけて必死にやる。というのも「大人の楽しみ方」かなとも思います。
お祭りなんですから。たまにはカッツカツに追い込んでみるのもストレス解消になるんじゃないでしょうか。
さて、今回も会場はシャトレーゼガトーキングダム。
北海道のタミヤ系レーサーの聖地になりつつありますね。
日程は2日間。8月12日(土)はGTやST、TRFクラスなど、全国大会へのキップをかけて争われる
ガチレースカテゴリーがメイン、8月13日(日)はクラシックバギーやコミカル系、レギュレーションも
ゆるく、参加しやすいタミヤツーリングなどがメイン。
土曜日、日曜日で会場の雰囲気が少し変わるのもタミグラの特徴です。
今回は店長の私も選手として両日の各カテゴリーに参加させていただきました。
代表権が掛かっているクラスには権利不要として参加しました。
いや~、やっぱり現場に行かないと忘れてることってけっこうありますね(笑)
知識面やノウハウとかではなく、実際にレースに挑む選手たちの気持ちとかは
やはりその身で体感しないとすぐに薄れてしまいます。
いくら論理的にこれがこうだからこう!と解っていても、
現場では「非論理的」な選択をしたくなる気持ちとか(笑)
非常に良い体験でした(笑)
それを踏まえたうえでのお店でのアドバイスは役立つんじゃないかなと思います。
参加された方々の細かいリザルトに関しては色々なところで出ていますのでいいかな。
それぞれみなさん違った心持ちで参加しているでしょうし。
それにしても印象に残ったのは小林さん。当店のチームでSTクラスに出場し、
見事に代表権を勝ち取ったコバさん!
たしかに、普段から速いし、一昨年はSTクラス優勝、去年も代表権獲得、
と実績があるので不思議なことではないんですが、なにせ御年72歳。
そりゃあね、普段から鍛えている人は年齢を重ねても速く、強く動けるでしょう。
サッカーのように90分走り続けるような競技ではないですから、数秒の瞬発力が
あればいいですからね。でも問題は集中力の持続。
これはけっこう体力使います。コバさんがすごかったのは特に決勝。
予選3番手からスタート。(この時点ですでにすごいんですが・・・)
トップの小原選手は前半のペースが速く2位、3位が少し離れます。
そしてコバさんの前には松本選手。コバさんのラップが速いので追いつきます。
ここで焦っているとすぐに接触してしまうんですが、そこはぐっと我慢。
そうするとチャンスが。松本選手がわずかにパイロンを踏んだ隙に2位に。
代表権の圏内です。
ここでさらに集中力を増すコバさん。1位の小原選手が周回遅れに手間取っているうちに
後まで迫ります。
3位の松本選手も追いついてきて三つ巴でテールツーノーズ。
しかもその真ん中のポジション。一番キツイ位置ですね。
ここでも冷静に、かつ大胆な走りを披露します。
そしてそのままチェッカーフラッグ。
う~ん・・・すごい・・・
勉強になりました、コバさん。
これは見習うべきですね。あの最後の数十秒とか、集中力切れるもんなんです。
それを最後まで切らさずというのはなかなか出来ないですよ。
他にも見どころ沢山、話題の尽きないタミグラでした。
始めて間もないのにAメインを走った向さんやバギーのBメインで優勝した吉田さん、
ほかにも取り上げたい方はいっぱいいるんですが、とても書ききれません。
やっぱレースは面白いですね。
代表権が掛かっているレースだけが真剣勝負というわけではありません。
勝負にこだわる面白さ。そういう非日常を体験するために、来年はもっとたくさんで
楽しみましょう。
さて、当店でも来月から通常通りレースを開催します。
惜しくも代表権を取れなかった人、うまいこといった人、皆様のご来店お待ちしております。